Jump to content
Engineers Looking At Turbine

お客様の持続可能性を高めるために

「より持続可能なパフォーマンスをお客様に提供する」というのが、私たちが持続可能性の分野でコミットしている指針です。持続可能性を高める鍵は、自社と、とりわけお客様をより効率的にすることにあると私たちは確信しています。より持続可能なパフォーマンスを実現するために私たちがお客様に提供できる手段や可能性は、あらゆるプロセスに潜在し、けして過小評価をすることはできません。

"

私たちの製品は、お客様のプロセスに深く関与しています。私たちは、これらのプロセスをより効率的にし、付加価値を生み出すことを目指しています。

Stefan Fuchs, CEO FUCHS Group

"

思いもよらぬところでも、より持続可能なパフォーマンスを実現

フックスは、それぞれの用途に最適化された潤滑油製品によって、お客様の生産工程や用途の効率を高め、排出ガスの削減に貢献します。フックスの潤滑ソリューションの活躍の場は広く、風力発電、自動車、農業の分野でもご利用いただけます。家庭用分野では、冷蔵庫、スケートボード、エアコンなど。モビリティ分野では、eスクーターから水素エンジン、サンルーフから高速鉄道のクラッチに至るまで、非常に特殊な要件を持つ高度に専門化された分野で使用されています。効率的な製造や医療技術の分野でも同様で、フックスの潤滑油はインスリン自動注射ペンに採用され、患者の痛みの感覚を大幅に改善しています。これらの潤滑ソリューションはほんの一例ですが、その持続可能性はそれ以上のものを意味しています。

全体像を描く

スウェットパンツ、車、コーヒー、パッケージ、その他もろもろ、製品は環境にやさしくあることが求められています。潤滑油も同様です。多くの場合、生産時のCO2バランス、エネルギーと原材料の低消費に焦点が当てられています。しかし、フックスとBASFによる研究では、製品のライフサイクル全体を総合的に分析することであることが決定的な要因であると示されています。クローラーショベルに8,000時間使用された3種類のフックスの油圧作動油が調査された際には、製造時のCO2排出量が最も少なかったシンプルな作動油があった一方で、よりエネルギー集約的なプレミアムオイルは、全体として最も排出量の少ない代替品として、アプリケーションで非常に高いスコアを獲得しました。最終的にエネルギー集約的なプレミアムオイルが「より環境に優しい」と評価されたのです。

30 トン
のCO2 が8,000運転時間で削減された。摩擦が少なく、ポンプ効率が向上するため、燃料消費量が削減され、さらに耐用年数も大幅に改善

あらゆる分野の専門知識を蓄える

優れた潤滑ソリューションは摩擦を減らすことで、部品の寿命を延ばし、エネルギー消費を削減します。私たちの潤滑剤のノウハウがお客様のエンジニアリングの専門知識と出会うことで、真の付加価値が生まれます。その一例が、ベアリングに特化した機械エンジニアリング企業との共同プロジェクトです。関係者全員の専門知識と信頼関係のおかげで、複数の効果を一度に実現する地域鉄道用テーパーローラーベアリンググリースの開発が可能になりました。この製品は、摩擦低減特性により、運転温度とベアリングの摩耗が減少し、アプリケーションでの走行性能と部品の耐用年数が向上します。ユーザーにも環境にも優しい製品です。

300万 km
地方列車はオーバーホールが終わるまでのこの距離を走行するにあたり、新しいグリースのおかげで、ベアリングをこの日まで交換する必要がありません。

論理的な軽量構造化

軽量化、低燃費、低排出ガス─軽量構造が持続可能な未来のための重要な技術のひとつと考えられている理由は明らかです。炭素繊維強化プラスチック(CFRP)やガラス繊維強化プラスチック(GFRP)は、特に自動車や航空機の構造において重要性を増しています。例えば、当社の顧客であるAIRBUS社の新型機A350は、すでに52%がこれらの繊維複合材で構成されています。私たちは、湿式加工用の水混和性高性能冷却潤滑剤を開発しました。新素材を既存の生産工程に無理なく組み込むのは、私たちにとっては準備運動のようなものです。

30%
の軽量化。重量をアルミ合金に比べて軽くすることができるCFRPやGFRPをフックスが開発した新しい冷却潤滑剤で効率的に加工することができます

研究イニシアチブ

様々な用途で摩擦を大幅に低減する水性流体、ガスエンジンのバルブトレインの特に酷使される部分に耐える潤滑油といった電気自動車用e-エンジンオイルの開発はトランスミッションの潤滑だけではなく、e-マシーンとパワーエレクトロニクスを冷却する役目があります。フックスは、顧客の生産をより効率的で持続可能なものにするというひとつの目標を掲げ、幅広い研究活動にその専門性を発揮しています。

詳しくはこちら

スマートなサイクル

大量生産・大量消費の使い捨て文化は前時代的です。現在では、素材や製品をできるだけ長く使用し、修理・再生することが重要です。インテリジェントな循環型経済は、使用する原材料やエネルギーを削減し、CO2排出量や廃棄物を削減します。これは、スマートフォンや水筒、Tシャツだけでなく、潤滑油にも当てはまります。フックスは、特別なソリューションを開発することで、お客様の潤滑油の効率的かつ少量使用へのサポートを強化しています。再生可能な原材料の選択、製品寿命の延長、使用済み原材料のバリューチェーンへの還元など、フックスは持続可能な循環型経済の構築に取り組んでいます。これにより、今、環境を保護するだけでなく、長期的にフックスの競争力を維持することができるのです。

3%から34%に
とある自動車業界のフックスの顧客は、生産におけるリサイクル冷却潤滑油の割合を3%から34%に増やしました。これは、Zimmark社による監査によって実現したもので、同時に廃棄物の量を減らし、サプライチェーンを簡素化しました。

"

循環型経済は非常に重要であり、私たちの最終目標でなければなりません。循環型経済が私たちの将来の行動を変え、定義すると私はそう確信しています。私たちはバリューチェーンの中間に位置する世界的に活動的な企業であり、必要な規格を開発するパイオニアとして関連団体と協力することを約束します。今日、私たちはすでに、当社製品を可能な限り効率的に使用するだけでなく、使用済み潤滑油をバリューチェーンに戻すことで、お客様をサポートしています。

Stefan Fuchs, CEO FUCHS Group

"

より持続的なパフォーマンスを可能にする土台作り

持続可能なソリューションのための革新的エンジニアリング

  • 世界で535人のエンジニアと科学者が研究開発に従事
  • 24カ国に研究所
  • グループ全体で5400万ユーロの研究開発予算
  • 約600の研究開発プロジェクト
  • 持続可能な原材料の抽出と、再利用やアップサイクルに至るバリューチェーンに沿ったプロセスの最適化への取り組み

コラボレーションでより良い結果を

  • お客様との早期相談
  • 正確な顧客理解のための基礎作業
  • 広範なラボ、テスト、シミュレーション能力
  • 大学、企業、科学機関との研究プロジェクトおよびパートナーシップ

透明性が鍵

 

  • 製品レベルのカーボンフットプリント(PCF):信頼性の高い手法を自社開発
  • バリューチェーン全体にフォーカス
  • 定期的な見直しを伴う目標定義

サステナビリティレポート

持続可能性をめぐる最新の動向と、フックスがどのように顧客の持続可能な事業活動を支援しているかは、毎年発行されるサステナビリティレポートでご覧いただけます。

詳しくはこちら

フックスのテクノロジー誌、EVOLVE

フックスの持続可能性に関するプロフェッショナルな洞察やストーリーは、オンラインマガジン「EVOLVE」でご覧いただけます。

詳しくはこちら

製品選定のご相談や、代理店紹介等はこちらへどうぞ
Tel: 03-3436-8303